TENORES DI BITTI

Tenores di Bitti (テノーレス・ディ・ビッティ)
サルディニア中央山岳部バルバージャ地方の町Bittiが誇る、サルディニアの最も古い民族音楽である「カント・ア・テノーレ」を伝承するグループ。この多声音楽はユネスコの「人類の口承及び無形文化遺産の傑作」として認定されている。Bittiは、人類学者でBitti文化の研究者であるミケランジェロ・ミアリーヌ・ピーラの故郷として知られる。
歌は、バッス、コントラ、メサ・ボーゲ、ボーゲの4つのパートから構成され、バッスとコントラは低音の喉音が用いられる。ソロの歌い手が散文や詩の一編を歌い、他の3人がコーラスを付ける。自分の声と他の人の声を同時に聞いてハーモニーを創作するため、歌い手は片方の耳を押さえて塞ぐスタイルが多い。地域ごとに多数のレパートリーが伝承されている。
メンバーは、Daniele Cossellu、Dino Ruiu、Mario Pira、Pierluigi Giorno。
Daniele Cossellu〜12歳の頃より、話し言葉を覚えるように歌を覚えた。
若い頃は同級生と女子の家の窓の下でセレナータを歌ったと言う。
1957年、Bitti市長の声かけの元集められた4人のメンバーにより、ヌオーロの町で歌った事を機に、1973年以降、正式にグループを作り歌うようになり、世界でジャズ奏者やアーティストとコラボレーションし、テノーレスの名を国際的に広めた。ペーター・ガブリエルによるReal World Records にも参加。
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