T.M. KRISHNA


T.M. Krishna   T.M.クリシュナ

カルナータカ音楽を牽引するボーカリスト。10代でデビューし、伝統に忠実かつ表現力豊かな歌唱で注目を浴び活躍。カルナータカ音楽の著書も発刊。 インド古典音楽は南北で二分される。シタールやタブラによる北インドの「ヒンドゥスタニー音楽」に対して、南のタミル・ナードゥ、ケーララ、アーンドラ・プラデーシュ、カルナータカ州で歌い継がれている古典音楽がカルナータカ音楽。かつてはバラモンが作曲家・詩人として、神へ花や食物を捧げることと同じ様に神への献身を歌にしたことに始まる。彼らはストイックな生活を送り、聖人として尊敬された。音楽は師から弟子へと、暮らしを共にしながら口伝されてきた。 ボーカルや器楽の主奏者と、ムリダンガム、カンジーラ、ガタム、モールシンなどのパーカッションなどにより演奏される。 南インド・チェンナイでは、聖なる「マールガリ月(12月から1月)」にチェンナイ・ミュージック・シーズンが開催され、朝から晩まで様々な会場でコンサートが開かれる。 この時期、マイラポール地区のカパレーシュワラ寺院に人々は夜明け前に集まり、バジャンを歌いながら寺院の周りを練り歩く。カルナータカ音楽の原風景のひとつとも言える。

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