T.H. VIKUU VINAYAKRAM and FAMILY

T.H.Vikku Vinayakram ヴィックゥ・ヴィナーヤクラム
Thetakudi Harihara Vinayakram 1942年生まれ。 ガタム(素焼きの壷の太鼓)奏者。ムリダンガム、モールシン奏者であった父Harihara Sharama(ハリハラ・シャルマ)より幼少の頃から厳しい音楽的訓練を受ける。二人の弟と自身の三人の息子も現在ミュージシャンとして活動する音楽一家の出身。1996年、後にインドの人間国宝を受賞する女性ボーカリストM.S.Subbulakshmi(M.S.スブラクシュミ)と共に国連でのコンサートに出演。1970年代にはジョン・マクラフリン(英・ギタリスト)が結成したグループ“シャクティ”に参加。その後もカルナータカ音楽のみならず他ジャンルのミュージシャンとのコラボレーションを行う。アメリカのジャムバンド「グレイトフルデッド」のドラム奏者ミッキー・ハートのアルバムに参加し、カルナターカ音楽のミュージシャンとして始めてグラミー賞を受賞。
V.Selvaganesh V.セルヴァガネーシュ
インドのパーカショニスト。父はT.H.Vikku Vinayakram(ヴィック・ヴィナヤカラム)。幼少の頃から祖父、父、叔父から厳しい訓練を受けカルナータカ音楽のパーカッション奏者としてデビュー。すぐに将来を嘱望されるカンジーラ奏者として頭角を表し活動を続ける。アメリカのギタリストShawn Lane(ショーン・レーン)やスウェーデンのベース奏者Jonas Helborg(ジョナス・エルボーグ)などとのコラボレーションを経て、1990年代後半にはかつて父親のヴィナーヤクラムがプレイしたジョン・マクラフリンのグループ「リメンバー・シャクテイ」にも参加した。現在は映画音楽の作曲も手がけ、2012年にはタミル語短編映画を監督。息子のSwaminathan(スワミナータン)もカンジーラ奏者として活動している。